こんにちは、久屋大通のパーソナルジム『MIC Personal Gym』の佐野です!

今回は、最近読んだ一冊がとても良かったので紹介したいと思います。

それが、ヴィム・ホフ著『ICEMAN 病気にならない体のつくりかた』です。
長年通われているお客様におすすめされ、読んでみました。

ヴィム・ホフは、いわゆる「冷水療法(Cold Exposure)」を世界に広めた人物であり、氷点下の環境でも平然と呼吸を整える“氷の男”として知られています。

この本を読み終えたあと、私はすぐに実践を始めました。
そして現在、冷水シャワー生活を始めて2週間が経ちました。
率直に言って、驚くほど調子が良いです!

◆ ヴィム・ホフとはどんな人物か

ヴィム・ホフ氏(Wim Hof)はオランダ出身の冒険家であり、世界的に有名な呼吸法・冷水療法の提唱者です。
The Iceman(氷の男)”と呼ばれる彼は、氷点下の環境でも平常心を保ち、

・氷水の中に長時間浸かる
・エベレストをショートパンツ1枚で踏破
・北極圏をショートパンツとサンダル姿でフルマラソンを走る

といった常識を超えた記録を持ちます。
一見「超人的な人」と思われがちですが、彼はこう言っています。

「誰でも私のようになれる。なぜなら、この力は人間の体に元々備わっているものだから。」

彼の目的は、冷水と呼吸を通じて人間本来の力を取り戻すこと。

◆ 『ICEMAN』に書かれていること

ヴィム・ホフは「人間の体には、本来“自己回復力”が備わっている」と説いています。
その力を引き出すために彼が提唱するのが、

・呼吸法
・マインドセット

科学的にも、冷水シャワーは以下のような効果が報告されています。

* 自律神経(交感神経・副交感神経)のバランス調整
* 免疫機能の向上(白血球の活性化)
* 血流改善と代謝アップ
* 精神的ストレス耐性の向上

つまり、“身体を冷やす”という行為が、結果的に“内側から温まる体”をつくるわけです。

◆ 実践2週間で感じた効果

* 朝の覚醒感が圧倒的に違う
* その日のやる気、活力が高まる
* 寒さへの耐性が高まる
* 呼吸が深くなり、メンタルが整う
* 疲労感の回復が早くなった

日常生活や仕事でプレッシャーを感じる日でも、冷水を浴びたあとの清々しさが、まるでリセットボタンを押したような感覚をくれます。

◆ 科学と感覚の“融合”としての冷水シャワー

トレーナーとして多くの方の身体を見てきましたが、「体調を崩しやすい」「疲れが抜けない」「朝が弱い」「集中力がない」という悩みの多くは、自律神経の乱れから来ています。

冷水シャワーは、それを自然な形でリセットできる最高の習慣だと感じます。
薬も器具も要らない。必要なのは「勇気」と「20秒の決断」だけ。

◆ これから始める方へ

まずは通常のシャワーの最後10〜20秒だけ冷水で終えるところから始めましょう。
ポイントは「息を止めないこと」と「冷たさを感じながら深呼吸を続けること」。
冷水を浴びながら、体と心が“慣れていく”のを楽しんでください。

◆ やり方

1.20〜40回深呼吸を繰り返す(鼻からでも口からでも)
2.20〜40回目の最後に、息を吐ききる。
3.息を止める。
4.限界だと思ったら息を吸って、限界まで息を止める。
5.1〜4を上記を1〜3回繰り返す。
6.その後、2分ほど水シャワーを浴びる。

慣れてきたら3〜5分でもOK

個人的には、脚から始めて腕、頭、体の順番がおすすめです。
ポイントは、冷たいと思っても呼吸のリズムを崩さないこと。
1分くらい経つと身体が内側から温かくなるのを感じて、冷たさを感じなくなってきます。

終わったあとは、身体がぽかぽかと温かくなっていくのを感じられます。

◆ まとめ

『ICEMAN』は、ただの健康本ではなく、“人間の可能性を再定義する”一冊です。
私自身もこの2週間で、体調・集中力・気分すべてに好影響を実感しています。

トレーニングと同じく、「最初の一歩が一番のハードル」ですが一度その冷水の壁を超えたとき、
あなたの体は確実に“進化”します!

あと、慣れてくるとそこまで辛く感じません。
私の目標は、これを3ヶ月は続けてみることです。
その頃にはトレーニングと同じで習慣化されて、私のルーティンとなっていることでしょう。

ぜひ一度、試してみてください!
あなたの1日のスタートが激変します。

MIC 代表トレーナー 佐野